人間関係がうまくいく人って、基本的には人と争うことはしないですよね!
逆に人といつもケンカしていたり、言い争ったりする人って、
人間関係がうまくいかないことが多いです。
ん?あたりまえじゃないかって?
そう、当たり前なんですが、これが実は結構見過ごされている部分で、
人間関係を改善したいのに、なかなか改善できない人たちが、
必ずハマっている心理的なトラップなんです。
なぜなら、人間関係をうまくいかせるためには、相手のことを理解することが必要不可欠で、
理解するためには、現在の自分の考え方を変える必要があるのです。
しかし、相手を理解するって、かなりの人間力を要求されます。
いろいろ人生経験を積んだ50代以上の方なら、
相手を理解することは難しくはないのですが、
これが20代や30代の方なら、
なかなか難しいことであることは簡単に理解できますよね。
そこで「相手を理解するためには、自分の考え方を変えないと」と結論するのですが、
これがまた至難のわざです(笑)
なぜならこれまでの人生で培ってきた経験があるわけですので、
おいそれと簡単に考え方を変えることはできないわけです。
人間関係を変えるためには、自分の考え方を変える必要がある、
しかし、それがなかなか難しい。だが、それを変えないことには、
悩んでいる人間関係を変えることができない・・・
きっとこの負のスパイラルにハマっている方も多いのではないかと思います。
そこで今回は「考え方を変えるコツ」をお伝えしたいと思います。
正確にいえば「考え方を変える」というよりも
「見方を変えてみる」というほうがしっくりと来るかもしれません。
考え方を変えるのは至難の業ですが、見方を違う角度でみてみる、
というと一気に難易度は低くなります。
では、どのように見方を変えるのか??
それが「リフレーミング」という心理テクニックです。
リフレーミングとは、心理学用語で、
「物事を見る枠組み (frame) を変えて、同じ物事を別の枠組みで見直してみる (re-frame)」のことです。
ここで重要なのは、物事は中立で、その物事に意味づけをするのが、その人の心理的枠組み (frame) だということ。
つまり、リフレーミングとは、心理的枠組み (frame) によって、人や物事への印象や意味を変化させ、
理想に向かえる有効な状態にしていくことだということです。
私たちに起きてくる物事、現象というのはすべて中立である、これが現実です。
例えば、子供を亡くしてしまったお母さん、お母さんにとってその悲しみは計り知れません。
しかし、その亡くなった子供の心臓が、ある心臓病を患っている子供へのドナーに適合するとすれば、
その子供は助かるだけでなく、その心臓は臓器移植され、母親にとっては、違う体にはなるものの、
再び自分の子供が命を吹き返す、そんな感覚になるのではないでしょうか。
これがまさにリフレーミングです。
本来、子供の姿を必要とするのに、いまは心臓が動いているだけでも、生きている感覚になる、
「違う体になっているが、私の子供はしっかり生きている」と考えるわけです。
つまりリフレーミングはどのように見方を「変える」のであって、
あなたの考えを「変える」ということではないのです。
こんなときも、リフレーミングで見方を変えてみてください。
・優柔不断→慎重
・八方美人→誰とでも仲良くなれる、協調性がある
・頑固→決して諦めない
・おせっかい→面倒見が良い
・気が弱い→優しい
・心配性→用心深い
・オタクっぽい→好みに一貫性がある、知識が深い
・計画性がない→臨機応変
・暗い→落ち着いている
・こだわる→信念がある
・太り気味→貫禄がある
といろいろ考えられますが、簡単にいえばこういうことです。
この考え方を習慣化すると、基本何でも許せるようになります。
許せるようになるということは、基本人と争わないので、
自然と人間関係も良好になるということです。
人間関係に悩んでいるなら、ぜひこのリフレーミングを活用くださいませ!
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